おかわりください

観劇したりイベントにいったりの記録です。基本的に自分メモ

どどどど髑髏城だってばよ!!「髑髏上の七人season月・下弦」

 

2017年の締めくくりがステージアラウンドだぜひゃっはーー!(ウソ)ぐるぐる回るステアラに行きたい行きたいなーと言いたいだけしていた所に月が発表されて、あ!これに行けるじゃん?となったので行ってまいりました。
本当は…刀ステがもう始まってると思って刀ステと梯子して頭大混乱しようと思ってたんですけど刀ステまだ始まってないの。うける。いや、絶対東京公演一週間はあると思ってたよね??私だけではないよね??

 

そんなこんなで髑髏城です。
観劇したのは12/9(土)昼公演。お友達と一緒に入りまして、その後別のお友達合流して肉を食べました。さらにその後イチゴを嗜みました。最高でした。*1
何でここでこの報告かっていうと、昼公演終わって移動したら夜ご飯予約していた時間にジャストなんだよ、ってことです。長い。大体4時間弱ある。
ひゃっはーー!!ていうテンションで見ていたので体感時間はそれほど感じなかったし、腰痛持ちのおばあな私が腰痛くならなかったからステアラの椅子割といいと思う。でもスタオベの時に尻が痛い事に気が付いた。
あとステアラの客席が本多の森ホールに近くてすごく興奮した。あのつくり、本多の森ホールだ!!(変な所に興奮を覚えるおたく)

総じてですけどめっちゃくちゃ面白かったです。
4時間を長いんじゃなくて安い!!って思ってしまった…だって13000定価でしょ…2時間半とかの舞台でプレミア席って1万円くらい取られる事考えたら安くない??
あの劇場のもろもろとか考えると大分お値打ち価格な気がしてきたし、お金と時間の価値は個人の問題だから高いとか安いとかではないんだけど…

髑髏城はワカドクロをゲキ×シネで見て、アオドクロを見せてもらった感じで知識はぼんやり入っている感じで見ました。
月髑髏というかこれは多分下弦がそうなんだろうけど、あのね、めっちゃくちゃジャンプ!!!すごいジャンプ!!でも時々新書館とか白泉社(花ゆめではなくLaLaだし今ならMELODY)が入ってくるし、最後の方別コミ経由してやっぱりジャンプに戻ったよ。
このジャンプ、捨霧が担っていると思いきや思い返せば兵庫もだった。
天蘭だけジャンプでは連載できませんって断られたみたいな感じ。

あちこちで言われているけど下弦の皆さん声がいい。聞き取りやすい。もう捨之介の第一声から「ぎゃんわ~~!!よっ!主役!!」っていうのが分かりやすくて凄くいい。まも…お前立派になって(後で書く)個人的に凄い良かったのは木村兵庫と松岡霧丸の声。ここ二人キャラデザっていうか髪型とかシルエット似て見える事あるけど、声が違うからすん!って入ってくる。当たり前じゃねえかと思われるかもしれませんけどこれ結構大事。だって誰もが最前列ではないのだから。
あと話がすごくすっきりと分かりやすかったのはどうも気のせいではないみたいですね…花鳥風月で変化もあるのだろうけれど凄く分かりやすく物語にすーっと入っていけた下弦。
何だろう…こうだよね、って考えるより先にちゃんと入って来る感じが凄く楽しかった。それはあのスクリーンを使っての場所移動演出もあるのかもしれないけれど、ふんふんと前のめりに一緒に旅をしているかのように見れた。ここが凄くダイ大*2
スクリーンに映された視覚効果凄い。最近の大河で良く見るような「今ここにいてこっちに移動するよ~」ていうのを一人称の視点で展開されるのめちゃくちゃ楽しいね…好き。

 

 

 

役別にネタバレも交えて思った事を

〇捨之介:宮野真守

まも…!!ビックになって…!!!!!
テニミュ初代のおばばなので、まもちゃんは石田@不動峰なんですよ!!前転して物凄い顔芸しながらしゅんりーさんと一緒に高らかに歌っていたまもちゃんとまさかここで再会するとは思わなかったよ…あ、嘘だ。その前に去年MJの公録で歌ってるとこ見たわ。
想像はしていたのだけれど明るい!とても陽サイドの捨之介。
あ、ジャンプの主人公だ!って思うのはまもちゃんの声が主人公声として日本人に刷り込まれてるせいもあるかもしれないけれど、それ以上にあの明るさだと思う。どんなにダークサイドやっても消せない人の持つ明るさを持ってるから安心して主人公の座をお任せ出来る。あと見栄を切る時のベッタベタさ。それをてらいも無くやってくれる所がめちゃくちゃジャンプ。
妙な安心感がある。殺陣は正直上手いとは言い難いけれど、ここ!っていう所でばちん!って決めるポーズが様になるのと照れが全然ない。
これがたーのしいい!!ってなる要因の一つだと思うんだけれど、なんだか一緒にいると楽しい捨之介。無界屋でのシーンで置いてあったお酒をちょいちょい飲んでるのかわいかった。いるじゃないですか…どうにもこうにも憎めない太陽属性。それが宮野捨之介だった。
けれど、そんな捨之介がぐらついてふらっふらになったのが天魔王が死んだ所で。
あの「馬鹿野郎が…」っていう台詞が一番好きなんですけど、ここきっとその日毎に違く聞こえそうだからそこの台詞集めた動画集下さい!って思いながらライビュ見る事にした。
普段声優さんなので台詞に載せた感情が伝わりやすいのは当たり前の事かもしれないけれど「馬鹿野郎が…」って天魔王に言うその台詞の響きで捨之介にとっての天魔王がどういう存在だったか分かった気がしたんですよね…。
だって今の今まで天魔王を追い詰めてひとつひとつその鎧を剥がしていったのに、天魔王を倒す!だったのに実際そうなった時どうしてそんな打ちひしがれてんの…って何の文脈も読めなかったらそう思ったかもしれない。でもなあ…でもなあ…
あとは天蘭の所で書く。
すごい痺れたのが最後の戦いの後の七人並びだったけれど、その後ね…もうふらっふらな捨之介がそれでも真ん中に立つときは真ん中に立つにいちゃんの輝きを放つのが最高に素敵だった。
そしてカテコの時の絶対領域の白いおみ足ありがとうな…!!いらんくらいまっちろでお手入れ完璧だったよ…!


〇天魔王:鈴木拡樹

とりあえず開始数分のハイパー天魔王タイムに噴きださなかった自分褒めてあげたい。
TOO YOUNG TO DIE!始まったのかと思った。
いやあ…もう本当久しぶりにあんなに最初っからキレ散らかしてる役のすずひろせんせい見ましたね…最高だった。
ブレ無し。ずっと表情筋うごいてるんだけど何かの瞬間お得意の瞳孔動いてるやつも見てこええええええええ!!ってなってた(褒めてる)

これは2.5の人が得意とする所でちゃんともさんにも同じような事を感じたし、まもちゃんにもなんだけれど、キャラクターを再現して板の上で生きるということをしている俳優さん達は自我を出さないというか見えにくくするし、それがプロフェッショナルなんだろうなという感じが凄くする。それがここでも思いきり振り切って出ていて彼が作り上げた天魔王は見えても鈴木拡樹は見えない。それが良いのか悪いのかは分からないけれど、私はいい意味で天魔王に集中出来て良かったです。
そう意図されているのかどうかわからないけれど今回の月髑髏、天魔王が物凄く切なくて弱い所を強調されていて。一番はラストの捨VS天魔なんだけれど、ハイパー天魔タイムで口にした六欲を奪われるかのように捨に一つ一つ鎧を剥がされていく天魔王が最後に華奢な青年になってしまった所。あれは酷い。すごくすごく良い演出で凄い良かったけれど、天魔王からしたら本当に酷い。あぁなって、あそこからの未来は描けない人間もいるんだよ、っていう事を捨之介は分からないんだろうし、だからこそ天魔王は自分から落ちていったんだと思うけどその時の顔が凄い良い顔してたぜ…ライビュ、頼むから抜いてくれな…

ずっとキレ散らかしてる天魔王ですけど「蘭丸」って呼ぶ時だけすっごい声が優しいの本当ずるいと思う。あれでしょ、鎧着てない時そういう話し方するんでしょ。
あと、刀ステ組の子らは期間的に見れない気がするけど見たら皆泣いちゃうと思う。苦笑。ひーろきくーーんって抱きついておんおん泣いてしまいそうなお子達のためにも今日もキレッキレの天魔様でいてねって感じ。


〇蘭兵衛:廣瀬智樹
えっ、大丈夫だった(第一感想)
ちゃんともさんもきちんと見るのが凄い久しぶりで巻ちゃんぶりだったんですけど、大丈夫だった…!!正直一番不安だったんですけど、ビズOK!動き、思ってるより全然OK!
口元真っ赤に染まってだらーーってたらしてる姿OKOKOKOK!!
殺陣経験あんまりないから大丈夫かなあと思ってたら様になる殺陣つけてもらっていて、決める所はびしっ!て決めてくるので全然問題ねえええだった(本当にごめん)一幕終わりの髑髏城に向かう所の立ち姿が凄く綺麗だったのと、最期のシーンがめちゃんこ綺麗でね…綺麗しか言ってないけどそうなんだから仕方がない。
綺麗に極楽に送ってあげたいって本当そうな…本当そうな…ってなったけど、天魔王とシンメってた時なんかもう楽しそう過ぎて凄かったんですよ…どうしたおいどうした??って感じでシンメでニコイチしてて、これは去勢したとおもったちんこを取り戻した勢いって…私の身もふたもない感想…
何かねえ、ちゃんともお蘭、無性だったんです。男の人っぽさがないけど女の人っていう訳でもない。そのせいか無界でも何かやたら馴染んでて可愛くて、きっと殿の所に性的なもの置いてきてしまったんだなあと思ってしまって「あ、宦官みたいな?」って思考回路がいきついたら色々納得しちゃった…酷い。

口説きのシーンも無界大虐殺もその向こう側が見えない感じがしてそれをちゃんともさんの美しいビズが際立たせていて凄く良かったです。

あと、髑髏城に入る前にすずひろ先生の2.5D番組で殺陣を一日一から習っていたの、こうなるからなんだろうけど本当商業的によくできてる(笑)

〇霧丸:松岡広大
犬…!!もっふもふのわんこ!!!!!!!!!!

えっ、嫌いな訳ないじゃんこんなの。ジャンプ髑髏の双璧を担う霧丸は女子設定からの男子設定に変わっているんですけど、私沙霧も凄く好きなんですけど、何だろうこの…物凄く申し訳ないけれど良く見知った感じの捨霧の関係性…すごくいい。
年齢差がある捨霧がそれぞれ「経験値」と「若さ」からお互いに足りないもの、見えなくなってしまうものをどん!ってぶつけられる感じが凄く良かった…
もうめっちゃくちゃわんこで主人公属性強いかつ動ける…せや、おまえうずまきナルトだったな…というあれ…ジャンプ…
最後の最後に捨之介を救ったのが霧丸なの本当に本当に本当によかった…!!
あの後全国回ってあちこちでどたばたしてそうな捨霧本当に良かったよー!
気のせいじゃなければ話が進むにしたがってどんどん捨霧の距離が物理的に近くなっていくのめっかわいかったよ…

〇兵庫:木村了
普通に結婚して欲しい。
普通に結婚して欲しい。
二回言いました。大事です。
すごい良かった…何だろうこの人がきっと下弦裏番。緩急とか色んなものをきちんと把握して調整しながらやってるんだろうなって思うんだけれど全部自然なのとどこに対しても凄く誠実だった。この誠実さが無界が襲撃されて仲間が死んでしまってからもずっと曲げられなかった事がすごく好きだったし、最後ねえ…ちょっとうるっとしてしまったよねえ…。

〇極楽太夫:羽野晶紀

すごい、かわいい。かわいいのがすごい。
何歳だっけ??と観て帰宅してからwikiしてまたぶったまげた。
もうずっとかわいいんですけど、そんな極楽太夫のねえ…らんべを送る所が凄く切なかったの…正直関係性として恋愛ある??って感じなんだけど、自分も年を取ってくると恋愛関係じゃなくでも居心地いい相手って男女関係無し年齢関係無しにいるからそういう感じなのかなあって。まだちょっとよくもぐもぐごっくんは出来てない感じ。
極楽太夫のマイク、最初が海老がついていて、次がとっくりでめっちゃくちゃめでたい感じなのであれうちの子にも欲しい…

思いつくままに書いてしまいましたがとりあえず正月休みの振り替えでライビュ見て、あとできたらどこかでもう一回くらいシャブきめていきたいと思います。
これから見る人達まだまだ沢山いるだろうし、何となく見たいなあと思ってはいるんだ…って人達には強く言いたい。
あのね!金がかかってるものを見るのめちゃんこ楽しいよ!!!!!
下弦を見たのでその感想を書いてのダイマになりますけど、上弦は上限で毎日阿鼻叫喚の感想流れてくるから本当「おかみさん、もういっぱい!バリカタで!」ってなります。金がかかっているもの。物騒でうつくしいもの、が本当に心からすき。

さあ、軽い気持ちで財布を持って豊洲に回りに行こう!!!!
ライビュもあるよ!!平日だけど!!

ライブビューイング | ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月 Produced by TBS

*1:友達と別れたその数分後、新幹線の改札前で万札を破り捨てて相手に投げつけるという男女の修羅場に遭遇する。これから髑髏城に殴り込みかなっていう勢いを感じた。

*2:ダイの大冒険