おかわりください

観劇したりイベントにいったりの記録です。基本的に自分メモ

刀ステ・悲伝のメモ(if)

ネタバレがあります。

 

 

最近ちょっとあちこちで媒体変えて書いているのはその時に一番書きやすいもの(スマホとかPCとか)が環境で違うからなのでいずれこちらに整理しようとは思っています。

今ちょっと思いついたifをメモしておく。

 

思いついたことをぱぱっと書いておいた場所はこっち

note.mu


悲伝 if  のはなし


青年館で見た時に「ここちょっと整理したい」と思ったのが刃を交える事により相手に伝わる事が大分強調していたこと。
一番最初にそれが出てくるのが冒頭の永禄の変による三日月と義輝。あそこで義輝は自分のこの先をフラッシュバックする。これは接触読心ではなく感応のほうに近いのかな。
その後に分かりやすく出てくるのが骨喰と鵺が出会い刃を交える所。二人の刃が交わった後に「教えて、骨喰」と鵺は言い「俺を知っているのか?」と骨喰は尋ねる。骨喰が記憶を無くしているからこそ自然な台詞になっているのだけれど、そもそも鵺の刀は生まれたばかりであり、三日月や骨喰が義輝の元に刀としてあった時には居ない、刀としての存在が無いのだから「元々知っている訳ではない」事が分かる。
つまり、骨喰の事をあの時に「骨喰」だと知った事になる。
イレギュラーなのが三日月なんだけど、そこは黒いあいつに言われてたからと、鵺自体は三日月ベースのifである部分が大きいからかもしれない。
そして鵺もまた義輝を切りつけることで義輝と同じ景色を共有することが出来ている。
刀を触媒のように使って見せるのは記憶。
一方「刀なのだから言葉を交わすよりも刃を交えた方が分かりあえる」という意味合いの言葉を三日月は言うし、実際に三日月と刃を交えた光忠は三日月の事を敵ではないと認識した。
触媒であり言葉である刀を交わす、戦うという行為が悲伝の中で一番最後に出てくるのは山姥切VS三日月だ。
何度目かの観劇の時、その前に行われる刀剣男士vs三日月で三日月がただのひと太刀もくらっていないこと、ノーダメージなことをカウントして確認してしまって酷く悲しい気持ちになったのだけれど、山姥切は三日月にダメージを与えることが出来ている。
ここまでは昨日まで頭に浮かんだ事と同じなのだけれど、今日何故かifが一つ浮かんだ。
私は悲伝のエピソードは全て三日月宗近を語るエピソードではないか?と思っている所がある。鵺もそうだし骨喰もそうだ。そして義輝の存在もそうだ。
骨喰と義輝の最後のシーンで義輝が骨喰に「おまえが覚えていなくても儂が覚えている」と告げて骨喰の気持ちが一気に動いた。刀剣男士にとって元の主に肯定されるということは本当に大きな事なのだと、大倶利伽羅、歌仙、長谷部、そして骨喰を見て思う。
このシーンは三日月と山姥切ともリンクしているなと思っていて。円環を回り続けているが故に記憶を持ち何度も繰り返している三日月とその度新しく真っ新な心のままに「最初に三日月宗近を見た時」を行う山姥切と。記憶が無くても覚えている、と言った主と三日月はとても似ている…って思っていた。
そして二人の刀を交える事は会話と=だと最初に見た時から思っていて、なんてきれいで切ないんだろう…って今は見るたびに泣いてしまうのだけれど、もう一つif要素が加わった。
刀を交える事で鵺が骨喰を骨喰と認識できたように、三日月や鵺が義輝に記憶、歴史を伝えたように三日月と山姥切が刀を交えた事で何かを伝えたり、思い出させたりすることがあるんじゃない???それを期待してるところが三日月にあるんじゃない?
三日月だけが持っていて、円環を回っている間ずっと抱えている記憶があるとしたら山姥切もその欠片みたいなのを持っていて今はそれが失われている可能性なきにしもあらずでは…?
具体的にそれは何かって言われたら妄想想像の域を出ないけど、三日月と山姥切しか知り得ない記憶であり、そのために三日月は山姥切を本丸の近侍にして、極修行に行くのか?!と嬉しそうにしたりして(つまり強くなって欲しい)生存率をあげてるのでは?という所を考えて自ら冷気を生み出してました…これも根拠というかそうじゃないかな?って思わせてくれたのは三日月と骨喰の会話からだったので足利宝剣本当に性癖。
三日月を「あなたを一人にしたくなかった」と言う骨喰に一瞬だけ驚いて笑う三日月はその後桜の記憶を「覚えていないんだ」と言われてしゅん…ってするんだよ…。覚えているということに期待をした表れだった。
あと毎回「そうだ、その目だ。お主はいつもその目で俺を見た」って三日月が言う台詞に毎回律儀に殴られているけれど、山姥切にこういうことがあったんだよと言っているようでもあるなって今更ながらに。だからこそ山姥切には「ここにいる三日月宗近とここにいる山姥切国広の物語」と父様が言ってくれているのかなと思います。

なんかね…あの約束ってきっと一番最初のターンで山姥切が言い出したから三日月の希望となっているのだと思うけれど、同時に山姥切が絶望も生んだんじゃないかなって思っているのです。シンメ…。

平成最後の夏に相応しい悲伝を見た記憶が、終わってからどうなるのかがとても楽しみなので、今このてかてかした出来立ての気持ちを置いておきます。
主にすぐ近くの未来の私のために。